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中小企業 社長さんの福利厚生負担

2019/02/08

何人かの知り合いの社長さんの悲鳴で「もう各種保険などの負担でこれ以上、従業員を雇っていくのは、ムリ!」ってのを聞きます。ご存知の方も多いと思いますが、5年ほど前から年金の取り立てが激しくなってきました。企業の規模や、経営状況によっては確かに、厚生年金とか払うの本当に大変だと言われています。

これって、実は中小零細の社長さんだけやないですよねぇ。もっと前から、日本でも有数の大企業さんらが、ニュースになってましたね。そう、例の「偽装」です。請負や派遣を偽装するわけですね。つまり、自分とこの社員を、自分とこの社員じゃないですよ~、という体にしていたわけです。

偽装とかは駄目ですよ。やってはいけません。でもこの出来事の背景にあるのは、「もう年金とかの負担がしんどくて限界やぁ~」っという企業の悲鳴なんですよ。メディアではこれらの出来事を単純に、「犯罪」としてたたきますが、そこだけ切り取って報道されるのってどうでしょうねぇ。

厚生年金、社会保険などなど、これって会社は、『正社員(雇用期間が無い従業員)』に対して負担義務があります。これに対して、『契約社員(契約期間が決まっている)』ですね。半年や1年とかで、契約更新して働き続けるかきめる事になります(勤続5年を越えると無期化だったはず)。

この正社員ですが、今の時代、いったん雇ったら簡単に解雇できません。よほどの事由が無い限りは無理です。めっちゃ法律で守られてますからね。能力不足があったとしても簡単には無理です。もし仮に、経営者の判断で辞めさせる事ができるならば、まだ各種保険の負担も経営者さんは耐えられたのではないでしょうか?

従業員の立場からすると、必要ないと思われないために、どんな社員であったら経営者が必要とおもってもらえるのか、考えるのって大事だと思います。