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赤字続きの経営者は経費しか見ていない

2019/05/10

国税庁の統計でざくっと見ると、黒字経営の会社が3割。赤字経営の会社が7割です。どうですかこれ?黒字経営の会社って意外と少ないと思いません?

余談ですが、起業して最初の10年間の会社の生存率は10%未満ですが、さらにその先の10年間。つまり20年もつ会社も10%未満なのか?っというと違います。やはり、10年もつ会社は強くなっているので、その先の20年目にむけて、非常につぶれにくくなっています。最初の10年持つ会社は、常に、黒字会社3割の中に入っています。

反対に万年赤字経営の経営者は、7割の赤字会社のグループに入り続けています。黒字か赤字かの判断ですが↓

売上額 - 経費 = 利益

という単純な引き算です。要は売上が経費を上回っていれば黒字です。この万年赤字経営の会社の経営者の思考ですが、上の式でいうと、経費を操作する事しか考えていないし、経費という内向きな視線しかもってません。

だから当然、赤字の状態でも、常に経費を下げる事を考えてたり、そのための行動しかとっていません。何かの偶然で黒字になっても、「やっべ、利益でたら税金でもってかれる!経費を増やそう!」っという思考と行動になります。

この経費しか見ていない内向きな姿勢には、「お客様のため!」とか「お客様の喜びのため!」っていう意識はないです。だから万年赤字なんです。僕が勤めていて倒産した会社の経営者が、まさにコレでした。コレの権化みたいな人でした。

売上が上がると言うのは、お客様の喜びに比例します。経費だけ見つめていても黒字にはならないんですよねぇ。だけど、考えによっちゃ、まだ起業していないけど起業を考えている人!先輩方の7割は赤字経営なんですよ。弱っちい経営者が多いな~!っと思ったら、起業に挑戦してみても良いかもですね♪

逆に、3割は黒字経営の会社です。10年たっている会社は本当に!本当に強いです。こんな会社との競合は避けたいですね♪有名なランチェスターの弱者の戦略でいうと、戦う相手は7割の赤字企業を相手にしましょう!