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上場企業 残酷物語?消えた単純労働者

2019/06/24

今年の4月?5月だったかな(曖昧)、トヨタの社長が「終身雇用は維持できません」的な事を言ってましたね。あの、大企業のトヨタですら終身雇用は無理なのに驚きました。 そういえば、昨年とか、東証一部上場企業の多くで、『45歳以上早期退職』の動きがありましたね。

つまり、「45歳以上の人は、できれば全員会社辞めて下さい、割増しの退職金払うから」って動きです。なんで45歳で?厚労省の年代別の賃金カーブの資料を見ると、サラリーマンの賃金ピークが、50歳くらいなんです。そのピークになる前の45歳で、人を切って賃金の上昇を抑える!ってのが企業の意図する所かと思います。余談ですが、僕の前職での営業の同僚が、45歳退職で切られて、僕が勤めてた会社に入社してきた人だったんです。

今の時代、ITが発達してIT革命とか昔言われてましたよね。そんな知識資本主義とか、知識社会になってるわけです現在。これは60年くらい前にドラッカーが予測してましたね。そこで!自分の会社がどの辺のポジションにいるかを考えると、知識社会の流れに沿った業務方法をとっている所は、会社としても生き残れると思います。

知識資本主義に反するのは、いわゆる労働集約型ですね。手作業がいるとか、この道具を使うには職人技が無いとなりたたないとか、これって産業革命以前のセオリーです。マンパワーに依存している経営で大変危険です。皆さんの会社で、単純労働の部署ってありますか?恐らく、もうほとんど無いと思います。僕は営業畑でしたが、足で稼ぐ外回りの営業マンがどちらかというと、単純労働系ですが、そんな人も少なくなってます。

僕は職業柄、神戸の鉄鋼関係の製造業のPR動画を作り、社長さんの取材もしますが、よく聞くのが「ボタンマン」、どういうい事かというと、鉄鋼部品はボタンを押すと機械が作るので、熟練技術の無い工員を卑下して言う言葉ですが、全然、これからの時代それで良いと思います。

ぼくも今年44歳ですが、45歳以上で切る大企業のやり方も、どうかと思いますが、これから先、おっさんやおばはんが生き残るには、やはりコンピューターを駆使しておくのが必須です。全業務は無理ですが、ボタンマンでいられる仕組みがないと駄目でしょうねぇ。これからの知識資本主義の世の中で生き残るには、優秀か無能かではなく、時代の変化に適応していけるかどうかが一番重要です。