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経営をする人の事を「経営者」と言います

2022/10/23

 僕が起業前に相談した社長に言われたのが、「中小企業の社長なんか、戦術・戦略どころか、そもそも8割が経営なんてしてないから、今から起業しても負けへんわ」っと言われました。僕も20年以上中小企業に勤めていたので、肌感覚で実感があったので

「ああ、確かにそう言われれるとそうですね」

っと返事した時、起業を決心しました。僕が相談していた社長の肌感覚だと、経営していない中小企業経営者が8割以上、そして、これは会計士さんとかがご存じでしょうけど、赤字決済の法人が5割なんですよね。

僕が起業するなんて、プロ野球の世界に茶道部とか文化部の出身が挑むほど、無謀な事かと思ってましたが、実際に蓋を開けると、経営者になるべく教育されて中小企業の社長になった人って、ほとんどいないんですよね。

どこの会社も税務申告とか、銀行に報告するのに『制度会計』ってやっているんですけど、それ以外に、企業が利益をだすために『管理会計』ってのがあって、僕が所属する兵庫県中小企業家同友会で会った事のある経営者の人達は、その多くが管理会計をやっていますね。管理会計やってる会社って、士業の人に頼まなくても、自社で決算書作れるところが多いです。

中小企業の社長の多くが、戦略戦術なしで経営をしていない、アバウントな会社運営をしています。勘・経験・コツ(根性・気合)の3Kですね。ただ、管理会計している会社は、経営の方針やらを数字ベースで話をしています。

まぁ、でも会計士さんも職務怠慢じゃないかな?っと思うのは、顧問先の会社の数字をしっているんだから、パレートの法則とかABC分析に基づいた提案とかをしてあげたら良いのに、それすらしていないってのも、どうかと思います。

という状況なので、サラリーマンしかしてこなかった自分でも、今からちゃんと意識して学んで実行していけば、中小企業の社長と肩を並べられるんじゃないかな?っと思った次第です。