コロナ禍での整理解雇 完全に経営者の責任です
2021/09/09
昨年より、コロナ禍による不景気で、雇い止めや正社員の整理解雇など、ちらほらと聞くようになってきましたが、雇い止めは契約社員などでは雇用契約にそもそも含まれているので、仕方ないかもしれませんが、正社員で整理解雇、早期退職奨励などの目に会っている方、自責の念にかられる必要はありません。
正社員が整理解雇されなきゃならないのは、120%経営者、経営陣の責任です。なので社員さんとしては、現実問題として条件によっては、訴える事も出来ちゃいますね。社員の方が思っている以上に、正社員というのは法律でメチャクチャ守られています。まぁ、それが弊害になってきている事もありますが・・・。
正社員として就職するってのは、結婚と同じです。会社としては一度雇ったら、責任があります。採用したその家族も含めて責任がでてきます。そりゃ整理解雇とかすると、された方は一生覚えてます。社員の家族も含め一生、解雇されたことを覚えてます。なので経営者としては、これをしっかりと肝に銘じておきたいですね。もう一度言うと、解雇された方は一生覚えてます。怖いですね・・・。
さて、誰かの首を切らなくて良いように、経営するにはどうするか?というまえに、僕の様な個人事業も含めて、中小零細の経営は起業してから、3つの壁にぶつかり、乗り越えられないと廃業になります。
①売上
↓
②資金繰り
↓
③採用
ですね。この中の ①売上 でぶつかって、9割以上の事業主が消えていきます。残った1割の事業主・経営者が次にぶつかるのが、②資金繰り ですね。商売って「先払いの後貰い」なので、売上が伸びて来ると、資金繰りに苦労します。なんで売り上げが伸びてるのに、こんなに資金繰りがしんどいんだぁ~!って事になるわけですね。
そうなると、③採用 で悩めるなんて贅沢な悩みです。ここまでたどり着ける人は、ほとんどいませんからね。起業した中で5~6%の経営者になります。
この3つの壁を乗り切るために、注力するべきなので、「広告」「採用」「教育」です。この3つに予算と労力を割いていない会社は、いつか終わります。そもそもですが、中小企業ってこの3つが苦手なんですよね。当社が広報企画で提案させていただいているも、この3つに関わる事です。広告はもちろんですが、採用の広告もさせて頂きます。教育はあまり扱いませんが、社員の方に広報、ブランディングのセミナーをさせて頂く事もありますね。
会社の人員整理に関して、経営者には2つの思想があって、①【従業員の雇用よりも大事な物(会社存続)があると言う思想】と②【従業員の雇用継続より大事なものは無い、人材は人財だ】という思想です。経営陣は人員整理を始める時には前者①を理由に、そして人員整理を止める時には後者②を理由にする。それをもう、何年も何十年も、世の中の経営者は続けて来たんじゃないでしょうか、歴史は繰り返すって事ですね。