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最低賃金1,000円越え、もっと上がっていく!経営者の能力の見せ所!

2024/08/08

最低賃金が上がって、今や時給1,000円も普通に越えてきました。これは
ますます経営者の能力が問われる時代です。

僕は同友会でMG研修と言うものを経験しましたが、毎年UPしていく賃金を
どうコントロールするか?と言うのを疑似経験しました。経営手腕がめちゃくちゃ
問われます。

例えば、下請専業の会社だと、販売価格は経営者がコントロールできないです。
元請けから「この価格で頼むわ」と言われて、それ以上は交渉も何もないです。
そんな中で、いつまでも人手に頼っている会社は潰れて行きます。

当然、会社が潰れるのは社員やパート・バイトのせいではなく、経営者の
能力不足のせいですから、能力がないと最低賃金が上がって潰れます。

僕の記憶が定かではないですが、竹中平蔵さんが正社員制度を無くせ、
みたいなことを言ってたと思うのですが、あれは同一労働、同一賃金の時かな・・・

実際に正社員なくすと、全員時給2000円で雇えるとも言われています。
僕が正社員で入社したころは、時給換算すると3,000円くらいだと思います。
もちろん!社保や有休など給与以外に会社が払っているお金も入れてですよ!

僕がたまに行く、散髪屋さんとかのサービス業だと、だいたい労働分配率60%です。
つまり、時給2000円貰うには、時間当たり約3,400円の利益を生まないとダメです。
100年以上前に決まった8時間労働で計算すると、

1日27,200円の利益です

実際、今後も物価や賃金はまだ上がっていくので、これ以上を目指すとなると、
もう、散髪や美容師さん、ネイルとか手作業の限界が来ます。ただ、やり方によって、
経営計画を練れば、もっと上を目指す事もできます。

先程ちらっと出した正社員の時給換算、3,000円で労働分配率60%なら、1時間で
5,000円を稼がないとダメですね。1日で40,000円の利益です。仮に手作業だと、
1日の利益40,000円は限界点に達するので、手作業の業界の人は、機械化とか自動化、
またはそんな動きを率先するリーダー・管理職クラスでないと、時給3,000円は
厳しいんじゃないでしょうか。

職業において、例外もあるとは思ういますが、自分がどうして給料が安いか?
というと、ほとんど手作業だからじゃないですか?手・指を使っていると、
傾向として、どうしても給料は低くなりがちです。