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業者にお願いしても広告販促効果が出せない人

2023/07/13

プリントメディアの広告物や、動画制作、web制作など全般に言える事ですが、どんな良い業者を使っても、効果の出ない会社ってあります。なぜか?ズバリ、その会社の担当さんが、業者の良さを引き出せないだけでなく、逆に悪い成果物を作らせてしまうからなんです。

それって、どんな担当さん?ってことですが、だいたい以下のような人を多く見ます。


【広告効果と関係ない細かい指示を出す人】

辟易するぐらい細かい指示を出す人がいます。印刷物なら、写真の位置、色の濃度、文字のサイズ(〇ptのフォントでとか)、学術書でも作るの?くらい全部に渡って細かい指示を出すんですが、このタイプの担当の人で

センスがある人に、この25年間会った事ないです・・・。

指示通りに全部やってそのままデザインしたら、まぁ~デザイン破綻の状態なんですよ。お客様がそれが良いと言うので納品しますが、僕やデザイナーは広告効果を考え、これまでのエビデンスを参考に、組み上げていきますので、言われたままに組み上げて、紙にインク乗せただけの物体が、自社の制作実績として広まるのは怖いですね。


【任せてくれる域を越えて、いい加減すぎる人】

さっきの細かい人の真逆みたいですが、アバウトな指示で雰囲気だけで任せてくれるように見えて、校正が進むと、「上司にこう言われて、確かに今回の制作物はそれが抜けてますよね?(なんで入れてないんだ?)」とか「〇〇の要素をデザインに入れないとダメなんです(言わないと分からないかな?)」、みたいな感じで後になって言われ、その不手際の責任をこっちになすりつけるみたいな…。それなら最初から大事なポイントは伝えて欲しかった!こっちはエスパーじゃないんだぁ~っというパターンです。幸い、うちのクライアントで、任せてくれるタイプの人は、万が一に不具合があったら、責任も引き受けてくれる人が多いです♪


【こだわりが強い人(指示が細かい人に似ていますが・・・)】

広告効果にとって、なんの意味もない、どうでも良い事にこだわりが強すぎる人ですが、これ、業者さんやデザイナーさんに影で、小馬鹿にされている人が多いです。昔、企業のスローガンを手書き漢字で毛筆デザインロゴにした所、社内の経営理念手帳では平仮名なので、ひらがなにして欲しいっと言われ、でも、ポスターという媒体の特性を考慮したし、デザインも和テイストだったので、平仮名だと、インパクトも無くなり、メインイメージと合わなくなると言いましたが、どうしても譲れないらしく、ひらがなにして、文字の加工も無くして納品しました。まぁ、インパクトが無くなり、メインイメージと調和性が無くなり、すごいデザインになってました・・・。


【突如、急ハンドルをきる人】

構成を決める中で、どうしようもない情勢の変化で、顧客の製品やサービスに変更があり、レイアウトを組み替えたり、企画コンセプトを変えないとダメな時はあります。これは、ちゃんと効果を出すのに必要な作業なので、真剣に僕らはやりますが・・・。そんな事情じゃなくて、急に思いついたかのように感覚で、最初の打ち合わせの内容が無かったかのように、別の指示を出す人がいます。そんな思い付きで急ハンドル切って、最初のより良い広告が出来た事は、この25年間で1回も無いです・・・。結果、前よりおかしくなり、しかも効果ダウンのために膨大な作業をするので、クリエイティブのテンションは、消化試合に挑むスポーツ選手以下です。残念ながら、広告って突然のひらめきで大成功!という魔法は存在しません。


それなりのデザイン会社とか、広告代理店、印刷会社が手掛けた広告にしては、なんか?あれ?こんなの作る会社だったかな?っていう実績を見る時がありますが、だいたい、上記のような事が起きていると思います。餅は餅屋と言いますが、デザイナーとかクリエイティブの人とうまくやって、ポテンシャルを引き出すのって、業界経験が必要なんですよ。だからこそ、僕らの様な広告コンサルや、代理業が必要なんですけどね。