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社員さんを見れば、社長の実力が分かります

2024/02/04

これは、僕の20年に及ぶサラリーマン生活で、思った事なんですが、「もうちょっと仕事できんかな?あいつ」って、社員さんへの愚痴的な事をいう経営者さん。僕が採用PRの広告コンサルや採用の印刷物制作をする過程で、よく聞くセリフです。実はそんな社員さんがいるのは中小企業では、社長の責任が大きいと思います。

社員にも言い分があって、「うちの社長、わかってへんわぁ!」ってのも、よくあるセリフです♪そんな社員もけっこういますよね♪僕もそんな事、20代の時は言ってました♪でもね。結局のところ、会社(社長)には社員の『採用』『教育』をする責任があるんですよ。

中小企業ってやっぱり『広告』『採用』『教育』が苦手3大要素なんです。で、前述したように、『社長が思っているレベルの仕事ができない社員』がいるのは、社長が『採用』『教育』で失敗しているからなんですよ。

これ、5流大学を卒業した僕自身であてはめると、そもそも、受験戦争で負けて、他にも色々と一流大学の人に負けてる部分が多々あるんです。大手企業には学歴フィルターがあり、僕のような学歴の大学生は、大企業の採用で、書類審査すら通過しません。

僕が新卒で中小企業に入社した時、採用面接で色々と綺麗ごとを言いましたが、ぶっちゃけ「大企業とか入社したい会社とかは、全部不採用だったので、仕方なくアンタの会社にした」です。僕の場合は極端で、優秀な人もいると思いますが、統計的に中小企業に入社希望の人達は、そんなノリで就職している学生が多いので、もちろん「仕事の事をペロペロにナメてます」

つまり、中小企業の社長が『採用』『教育』でやるべきことは、少ない応募人数の中から、なんとか雇ったなら、その新人が「仕事をナメてる人」を前提にして、その事をしっかり意識しながら『教育』していくしかないんですね。残念ながら、これが現実です。

また、中途採用では「即戦力が欲しいから、業界経験者が良い」とか、ワケ分からん採用基準をして、結果、現業務の作業のためだけに雇うから、『社員教育』は、驚いた事に、ただその作業の仕方を教えるだけ・・・。つまり、それぐらい、人材教育で何をやったら良いか分からん経営者さんが多いのが、中小企業の『採用』『教育』の現場かなと、僕のいた職場で考えると、そうでした。

となると、22歳の頃の僕みたいな若者をどう教育するべきか?ですが、まずは徹底的に指示をだして、その通りにだけ動いてもらう!だと思います。仕事をナメきっている若者を相手にするので、自分で考えて動くとかじゃなく、「アドリブなしで、言われた通り忠実にやれ」と、その指示だけを守るのを半年~1年ぐらいやる。そして、『報・連・相』も支持してやらせる。

そうやってガンガン教育すると30代や40代になっても、十分に他社でも通用するぐらい基礎ができるし、タフなサラリーマンになります。鉄は熱いうちに打て!ですが、20代にガッツリ鍛えないと、30代で完璧に納品できるぐらいの高品質な「自分で考えて動かない社員」が出来上がります。

中小企業っていう、数十人の世界だと、なんか足りないけど作業してる、不完全ながら仕事はしてる。そんな釈然としない人材でも、自分から退職しない限り、会社にいれちゃうので、中小企業では、なんも出来ない30代社員がどんどんロールアウトしてくるんです。

僕の20代なんて、仕事をナメきってましたから、部長、課長に怒られんよう立ち回って、「〇〇な理由で出来ないです」「初めてなんでできる自信はないです」とか言って、困難から逃げ~のしてました。それでも「なにもできない30代」にならなくて済んだ(っと思っています)のは、そんな逃げる僕を追い込んで、ガンガン鍛えてくれた怖い上司のおかげです!

僕が過去にいた会社でやっていたのは、成果出した人、チャレンジした人、に賞が出たりしてました。食事会に行けるとかお金じゃない場合もありました。「あいつはいつも不注意だ」「他責で責任感が無い」とか、愚痴るのも良いのですが、社員のやる気がでる風土や社風を作れるのは、社長だけなんです。そんな事をやってけば、仕事をナメきった社員とか、動けない30代、40代社員も減るのではないかと、自分の経験から思います。